top of page

児童精神科外来について

児童精神科外来

和歌山市の生馬医院の児童精神科外来では、自閉症スペクトラム症(ASD)、注意欠如多動症(ADHD)、学習障害(LD)、発達性協調運動障害(DCD)などの発達障害に関する専門的な診療を行っております。

​また、発達障害がトリガーとなる二次合併症(うつ病、双極性障害、重篤気分調節症等)の治療も行っています。

発達障害は早期の診断と適切な療育が重要です。

当院の児童精神科外来では、発達障害にも長く携わってきた小児科医(小山博史:子どもの心専門医・指導医、小児科専門医・指導医、日本小児精神神経学会認定医)が、お子さまの成長や発達に関する悩みに寄り添い、診療を通じて一人ひとりに合った診療をいたします。

発達障害について

自閉スペクトラム症(ASD)

自閉スペクトラム症(ASD)は、対人コミュニケーションや社会的な関わりに困難を感じる発達障害です。感覚過敏や特定の行動に対する強いこだわりがあることも特徴です。ASDの子どもは、言葉や非言語的なコミュニケーションが苦手な場合が多く、周囲と円滑に関わるのが難しいことがあります。

早期に適切なサポートを受けることで、子どもの個性を尊重しながら社会性を育むことが可能です。

特徴や症状

  • 目を合わせて話すことが苦手

  • 同じ遊びや話題に強いこだわりを見せる

  • 周りの人の感情を理解するのが難しい

  • 環境の変化に対して強い不安を感じる

注意欠如・多動症(ADHD)

注意欠如・多動症(ADHD)は、集中力の持続が難しい「不注意」、じっとしていられない「多動性」、そして考える前に行動してしまう「衝動性」が特徴の発達障害です。ADHDの子どもは、落ち着いて一つのことに集中するのが苦手で、学校や家庭での生活に支障をきたすことがあります。

ただし、ADHDは適切な支援や治療によって、子どもの成長と共に改善が期待できる障害です。

特徴や症状

  • 座っていられず、常に動き回っている

  • 宿題や作業に集中できず、途中で諦めがち

  • 話を聞く前に自分の意見を言ってしまう

  • 忘れ物や失くし物が多く、整理が苦手

学習障害(LD)

学習障害(LD)は、知的な能力に問題はないものの、読み書きや計算といった特定の学習分野に困難を伴う発達障害です。学校での勉強についていけないと感じたり、成績が極端に偏ることがあります。LDの子どもは、ほとんどのことは他の子どもと同じようにできても、特定の課題や活動に強い苦手意識を持つことが多いです。

個別のサポートを受けることで学習面での困難を克服できます。

特徴や症状

  • 文字を正確に読んだり書いたりするのが苦手

  • 計算や数字を扱うのに時間がかかる

  • 読み書きや計算に関するテストで極端に成績が悪い

  • 音読や書き取りで混乱しやすい

発達性協調運動障害(DCD)

発達性協調運動障害(DCD)は、体の動きをうまく調整することが難しい発達障害です。日常生活の中で、体の動きがぎこちない、運動が苦手と感じる子どもが多いです。例えば、走ったり飛んだりする運動や、物を正確に掴むといった基本的な動作が他の子どもよりも遅れていることがあります。

早期に適切な療育やサポートを受けることで、動作の改善が期待できます。

特徴や症状

  • 鉛筆を持って文字を書くのが苦手

  • ボールを投げたりキャッチしたりするのが難しい

  • 走ったり飛んだりする動作がぎこちない

  • 紐を結んだりボタンを留めたりするのに苦労する

各種書類の発行について

治療中の患者さまに対して、各種書類の発行に対応しております。

なお、発行には数千円の費用がかかりますので、ご了承ください。

  • 療育手帳診断書

  • 自立支援診断書

  • 特別児童扶養手当診断書

  • 精神障害者福祉手当診断書

  • 精神障害者福祉手帳診断書

  • 障害者年金手帳診断書

その他の相談について

不登校

不登校の原因を精神面と身体面の両方から丁寧に探り、適切な対応を行います。特に、睡眠障害(不眠や過眠)を伴う不登校については、睡眠時無呼吸症候群やADHD、自律神経が乱れている可能性があるため、これらの診療に力を入れています。

子どもの心相談・育児相談

心身症・育児相談、夜尿症、頻尿症、夜泣き、疳積、不眠症、過眠症、概日リズム障害、起立性調節障害、チック症など

生馬医院 ロゴマーク

生馬医院

和歌山県和歌山市吉田436

TEL:073-422-1458

©2024 生馬医院

bottom of page